●若洲海浜公園海釣り施設での投げ釣りについて
★若洲海浜公園での投げ釣りは、残念ながら誰でも簡単には釣れません
若洲海浜公園での投げ釣りは、待ちの釣りになると思います。投げるとポンポン釣れるといった経験は残念ながらありません。
例えば、投げ釣りといえば、夏はキス釣りを思い浮かべると思いますが、若洲海浜公園は下が根がかりしやすい場所が多く、砂地は少ないので、その場所をピンポイントで見つけられれば、キスが釣れることはあります。もっとも若洲海浜公園にキス狙いで来られる方はいないと思います。たまに釣れる程度です。
湘南あたりの砂浜で豪快に投げてリールを巻いて、引きながら、多点仕掛けでキスをたくさん釣るといった釣法は無理です。100%根がかりします。
また、冬はカレイが投げ釣りのターゲットになります。釣れると病みつきになるほど面白い釣りですが、私の知っている限り、少い経験ですが、一番釣れる11月中旬から12月の中旬くらいの時期でも、1日で若洲海浜公園全体で釣れるカレイの数は多くても10匹程度だと思います。(私の知る限りではということですが)
カレイのシーズン、11月末から4月くらいまで、ほとんど毎日若洲海浜公園にカレイ狙いで来ている知り合いの常連さんがいますが、その方でもシーズン中10匹から12匹くらいしか釣れていません。
若洲海浜公園では投げ釣りでシーバスやエイやハゼやフグも釣れます、まれにサメも釣れますが、何れにしても投げれば必ず釣れるという訳ではありません。
★若洲海浜公園海釣り施設、キャンプ場前で投げ釣りに向いている場所はそれぞれ限られています
1.若洲海浜公園海釣り施設(堤防)では
ケーソン(堤防の基礎ブロック)のつなぎ目の鉄板の壁に、小さな番号レッテルが貼ってあります。
ちょうど海面に浮かぶブイの切れる11番位から堤防先端は、手前まで砂地になっていますので安心して投げ釣りができると思います。入り口に近い1番から10番位まではブイが浮いている場所では、ブイの先に投げないと根がかりが多く仕掛けをロスすることが多く、重いオモリを使っての投げ釣りには向かないと思います。
但し2019年9月以降台風被害で若洲海浜公園海釣り施設(堤防)は2020年5月現在閉鎖されています。
海の底の状態が変わっているかも知れませんので、施設が修復され再開されてから確認する必要はあります。
2.若洲海浜公園キャンプ場前では
海面のブイの浮いている手前は、海釣り施設(堤防)と同様に根がかりが多く、また、ブイの先も場所によっては海藻が密集していて根がかりする場合がありますが、ブイの先まで投げれば比較的仕掛けロストも少なくて住みます。
実際に、若洲海浜公園海釣施設(堤防)では11番より先では、仕掛けを根がかりでロストしたことはありませんでしたが、堤防が閉鎖されてから若洲海浜公園キャンプ場前では、ブイの先に投げても、巻き上げるときにちょっとでも巻き上げスピードを緩めると、ブイ近辺で根がかりし仕掛けをロストすることが何度もありました。
3.根がかりが多い若洲海浜公園でも、軽いオモリでの、いわゆるちょい投げは何処でも可能です
投げ釣りでも、10号程度の錘を使う、目の前からせいぜい10m位まで投げるちょい投げ仕掛けで、ジェット天秤や根がかりしてもオモリだけロストさせる捨てオモリ仕掛けなどを使い、釣り針も1本か2本くらいまでならブイの手前でも投げ釣りは可能です。もちろんある程度根がかりはしますので、仕掛けを複数用意しておく必要はあります。
若洲海浜公園でのちょい投げは一旦投げたら、糸の緩みを軽く取る程度にして、リールを巻いて仕掛けを動かさないことです。リールを巻いて仕掛けを動かすと根がかりの確率が高くなります。
ちょい投げでも、シーズンになるとカレイは産卵のため岸壁に近づいていますので、ちょい投げでお子さんが大きなカレイを釣られているのを何度も見かけました。
★若洲海浜公園での投げ釣りで、比較的誰でも釣れる時期は6月初旬のイシモチです
若洲海浜公園で投げ釣りで比較的誰にでもチャンスがあるのは、6月初旬からのイシモチです。
ちょい投げでも釣れます。
この時期はサビキでの釣果も期待できますから、サビキメインで、ちょい投げで置き竿にしている方が多いように思います。サビキの方が忙しく、気がついたらちょい投げ竿が大きく動いていてイシモチが釣れていたといった感じでしょうか。
●若洲海浜公園での私の投げ釣り仕掛け
★若洲海浜公園での私のカレイ仕掛けは段差仕掛けです。
若洲海浜公園での私の釣りは、基本的にはサビキやちょい投げが主体ですが、冬はカレイ狙いでの投げ釣りになります。
カレイについては、若洲海浜公園の釣果◆カレイ◆2017年3月13日でタックルや仕掛けについてご紹介しています。仕掛けは自作ですが、モデルにした市販の仕掛けがあります。その仕掛けでシーバスやカレイが釣れたので以来その仕掛けを参考に自作の仕掛けを作っています。
カレイの仕掛けは数多く販売されています。最初は何種類か試してみて実際に釣れたものを選択すると色々迷わなくていいと思います。
★若洲海浜公園での私のイシモチ仕掛けはフロート仕掛けです
6月の上旬くらいから若洲海浜公園では10mから15m位のちょい投げでイシモチが狙えます。仕掛けは何でも良いといえば良いのですが、イシモチは底にいる魚ではなく、底からから1m位の間を泳いでいます。普通の投げ釣り仕掛けでも釣れますが、経験上少し底から浮かせたほうが反応が良く釣れると思います。 竿は、10号から15号程度のオモリ負荷があれば何でも良いと思います。
私はちょい投げには、シマノロッドホリデイショートスピン275JXT 2.75m(オモリ負荷5号から15号)を使っています。現在は新しいモデルになっていますが、この程度の竿であれば何でもいいと思います。
イシモチの泳層に合わせて、胴突き仕掛けをちょい投げすると底から少し上を狙うことになります。これでも十分釣れますが、私は、段差仕掛けを改良して、先オモリで、1本鉤にして、浮き球を付けて50cm位浮かせるような仕掛けを使っています。
市販品で参考になるのはSASAMEの「イシモチフロートだっぺ」という胴付き仕掛けがありますが、針の付いているハリスを長くしたイメージです。2本ばりだと長くすると流れで絡むので1本針にしています。
もちろん、この仕掛をそのまま使っても十分釣れると思います。
★若洲海浜公園での投げ釣りはイシモチの時期以外はいつか釣れる位の気持ちで楽しみましょう
投げ釣りは待ちの釣りだと思います、魚がいそうなポイントを見つけ釣れるまで気長に待つしかありません。隣の人が釣れても、回遊魚を狙うサビキと違って自分も釣れるとは限りません。しかし、釣れたときの手応えやワクワク感はサビキとはまた違う楽しさがあります。
●若洲海浜公園で投げ釣りを楽しんだら、後片付けはしっかりと
投げ釣りでは、仕掛けも絡んだり、切れたりしますが、ラインや使えなくなった仕掛けをそのまま釣り場に放置すると非常に危険です、きちんと処理して後片付けはしっかりとしましょう。
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